[07.22/]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日蚊のお腹に収まるくらいの血を提供しました。蚊に。なんだかんだで元気な犲坂です。こちらではご無沙汰しておりました。私は相変わらずです。
ついったでもちょっと呟いてたのだけど、九子漫画についてな、考えてる設定だとかは本編漫画の中で紹介していきたいとずっとは思ってはいたのだけど、更新スピードがぐっと落ちてしまったので、ストーリーの本筋をバラさない程度に公開できるものは公開していっちゃおうかなとおもっておりまして。
そんなわけで今日はあれです。狻猊でお披露目となった九子のいわゆる第二形態についてちょっとメモ程度にでもブログに残していこうと思いまして、ええ。
難しいことなんてありゃしません。霊獣が霊獣たる力の解放です。いろいろな漫画でよくいう霊力というやつなのかな。もちろん中国においての「霊」です。日本で言う幽霊は中国では「鬼」であり、「霊」は神秘的な力とかそんなんとかどっかで読んだ気がする。そんな感じの世界観です。お前またそんな見切り発車で設定考えて…そんなわけなので私の頭の中ではぼんやりと第二形態のことを「霊威解放」と呼んでいました。〇解か?!
ところで霊威ってことば大漢和辞典調べたらあったね。霊妙な威勢、ふしぎな程の威光……いっか!!!
九子の「霊獣らしさ」を考えたときに、あまりにも地味でぱっとしないと思ってしまったので、嗜好をもとに強そうな特殊能力でもつけたろと思ったのがそれです。
狻猊はわかりやすく火力の上限の解放ですね。わかりやすいというか単純だな。
まだ全員の霊威を考えてるわけじゃないんですが、睚眦は決めてるけどちょっとややこしくて、地上にある数多の武器に込められた力(主に殺意)を物質化して出現させます。なかなかファンタジーっぽくなってきたぞ。ちなみに九子の中で武器を直接扱えるのは贔屓と睚眦のみです。睚眦は天性のもので、贔屓は訓練によるもの。
あと決めてあるのは饕餮かな…もっと食べられるようになります。狴犴はもともと好むとされる力の定義が難しくて考えるのを放置してます。取り敢えず浮かんでるのはこんなもんかな…必要になったらまた必死こいて考えるかもしれない。
ほぼ稼働していないのに拍手ありがとうございます!!
気が付くのが遅れてめちゃくちゃ遅くなってしまったんですが、6月にいただいたメッセージのお返事を返させてくださいお願いします!
追記に収納です!
PR
[追記]
蕭史(しょうし)、弄玉(ろうぎょく)
【出典】
○『列仙伝』蕭史条
蕭史は秦の穆公のころの人であった。簫を吹くことが巧で、孔雀や白鶴を庭に呼びよせることができた。穆公には弄玉とよばれる姫君があって、これがお気に召したので、穆公はついに姫と結婚させてやった。
蕭史は日々弄玉に鳳鳴(ほうめい)の調(しらべ)を教えこむうち、数年もすると鳳の声にまねて吹けるようになり、鳳凰がやってきて屋上にとまった。穆公が二人のために鳳台(ほうだい)を建ててやると、夫婦してその上に住み、数年間もそこから下りなかった。ある日、二人とも鳳凰について飛び去った。そこで秦国では※雍宮(ようきゅう)に鳳女祠をつくったが、時おり簫の音が聞えるのであった。
※雍宮…秦は雍の地に次々に鄜畤(ふじ)、上畤、下畤、密畤、北畤の五祠をつくって五方の帝を祀った。雍宮はそれらの神殿をいう。
『中国古典文学大系8 列仙伝』平凡社 1979
【設定】
なんか紹介してるとこそれぞれでだいぶ解釈ちがっちゃって設定考えるのがちょっと難しい夫婦。原文が読みたい。
春秋時代の仙人。昇仙した後仙境の片隅に凰台(おうだい)を築き身を置く。簫を気に入ったとある鳳凰の兄弟と懇意にしている。
十二、凰台~
梁姪(りょうてつ)
【原文】[リョウ]→(冠が「龍」、脚が「虫」)[テツ]→姪(またはシツ[蛭])
【出典】
○『山海経』東山経 二巻 鳧麗山条
さらに南へ五百里、鳧麗(ふれい)の山といい、頂上には金・玉多く麓には箴石(はりいし)が多い。獣がいる、その状は狐の如くで九つの尾、九つの首、虎の爪、名は[冠が「龍」、脚が「虫」]〔姪〕蛭。その声は嬰児のよう、これは人を食う。
『山海経』訳高馬三良 平凡社ライブラリー34(平凡社 1994)
【設定】
長く生きてor何かしら力を得て形が変わっていった妖狐の最終形態のひとつ。通常の狐よりも倍以上大きく、虎のような足、縞模様を有している。人語を解し、自らも話せる。9つある頭は分離することが可能で、生えている頭と尾の数は対応している。ちなみにそれぞれの頭は個々に意識があるわけではなく、あくまでもりょうてつの身体の一部。小さい頭は力尽きても模様を有する本体さえ残っていれば再生可能。本体が化ける能力を有するのはもちろんだが、分離した身体でもある程度は化けることができる。概して餌として人間を好むものが多い。
十一、梁姪
五毒(ごどく)
【出典】
「五毒符」ともいう。毒をもって毒を制する考えで、子どものお守りなどに描かれる5種の動物。蛇、蠍、百足、蛙、蜥蜴で、この組み合わせを「五毒協合」という。シンボルに関係した「蛙」は、中国では、「蟇蛙」のこと。有毒粘液を分泌して他の動物を近づかせないし、また、他の動物を倒すことができる。これが魔除け信仰を呼び、この五毒の動物図がおもちゃや、陶器、建築などに描かれてきた。家の戸口や門に張って、守護を願う。「五毒符」を子どもに持たせる風習は古来、民間に広く行われている。
『中国シンボル・イメージ図典』王敏、梅本重一(東京堂出版 2003)
【設定】
この5種による同盟関係を「五毒協合」という。
協合は同程度の力をもつものと組まれることが多い。例えば、若く弱い蛙が力をもつ蜥蜴と協合を組むことはできない。これは協合を成立させるため、協合内での捕食被食関係を和らげるための暗黙の了解であり、規定ではない。
協合では格上のものに対して、種の枠を超えた意向を伝えることなどを目的として組まれる。
七、五毒協合・八、睚眦
[各キャラ設定]
狼狽(ろうばい)
【出典】
「狼」も「狽」も中国の伝説上の動物。狼は後足が短く狽(狼の一種)は前足が短いため、狽が狼の背に乗り、つねに一組になって歩くという。両者が離れると、うまく歩けなくてあわててしまうことから。
『日本語「語源」辞典』より(シャープ製電子辞書内蔵)
【設定】
健常なオオカミから一定の確率で生まれる。群れの中に狼狽それぞれが揃っていない場合、成体になるまでの生存確率が極端に低くなる。二匹で一匹の行動になるため行動が遅れ、群れとはぐれて狼狽のみで生活していることが多い。大きな獲物を狙うのは苦手だが、二匹の息の合い次第では狩りも他のオオカミに引けをとらない。
三、狼狽:上 ・ 四、狼狽:下