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蕭史(しょうし)、弄玉(ろうぎょく)
【出典】
○『列仙伝』蕭史条
 蕭史は秦の穆公のころの人であった。簫を吹くことが巧で、孔雀や白鶴を庭に呼びよせることができた。穆公には弄玉とよばれる姫君があって、これがお気に召したので、穆公はついに姫と結婚させてやった。
 蕭史は日々弄玉に鳳鳴(ほうめい)の調(しらべ)を教えこむうち、数年もすると鳳の声にまねて吹けるようになり、鳳凰がやってきて屋上にとまった。穆公が二人のために鳳台(ほうだい)を建ててやると、夫婦してその上に住み、数年間もそこから下りなかった。ある日、二人とも鳳凰について飛び去った。そこで秦国では※雍宮(ようきゅう)に鳳女祠をつくったが、時おり簫の音が聞えるのであった。

※雍宮…秦は雍の地に次々に鄜畤(ふじ)、上畤、下畤、密畤、北畤の五祠をつくって五方の帝を祀った。雍宮はそれらの神殿をいう。
『中国古典文学大系8 列仙伝』平凡社 1979

【設定】
なんか紹介してるとこそれぞれでだいぶ解釈ちがっちゃって設定考えるのがちょっと難しい夫婦。原文が読みたい。
春秋時代の仙人。昇仙した後仙境の片隅に凰台(おうだい)を築き身を置く。簫を気に入ったとある鳳凰の兄弟と懇意にしている。

十二、凰台~
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